IT ジェネレーションギャップ

はてな近藤社長のインタヴューの中で、ネット世代とは1975年生まれ以降の者を指すという。なぜなら、彼らの世代は、大学時代にインターネットを自由に使える環境があったから、目的もなくネットを眺めることができ、ネットの中に生きているというわけだ。

私がうまれた世代はバブル世代や新人類といわれながらも、もうおじさん世代となり、ITへの感覚も今の若者と異なることをよく理解できた。大学時代の経験はその後の人生をある意味で規定していく。私も、もう少し大学時代をがんばればと思うことが多い、今日このごろである。

しかし、ネットの時代ではロングテール理論が成り立つ。すなわち、今までは上位20%が売上の80%が占めたが、ネット時代は少数の嗜好品を認知させる手段があるので、下位80%のものもそれなりのチャンスがあるのだ。同様に、今までの時代は少数の人が社会を支配していたが、多様な伝達手段で支配されていた人も社会に影響を与えることができる時代なのだ。現状に不満があれば、そのエネルギーを社会を動かす力に変えていきたい。そのためにも、たとえ年下のかたであっても、ネットで成功している方々の考え方を、参考にしながら明日を生きていきたい。