株式検定第二回

日経マネーの株式検定をうけてみた。

結果は以下のとおり。

<日経マネー投資力検定の成績>
http://www.toushikentei.jp/
●受験日:2006年9月20日
●点数:82点/100点(平均点:66.7点) ●偏差値:58.5
●マネー検定1級
 知識レベルの高い投資家です。経験を積んで、より完璧な知識を身につけてください。
 
●得意な分野は:銘柄発掘力と相場分析力と投資技術力
●苦手な分野は:ありません
●分野別得点:
 銘柄発掘力:16 チャート分析力:14 決算読解力:14 相場分析力:20 投資技術力:18

楽勝と思いながらも結構取りこぼしていた。
間違っているものときいているのに、あっている文を選んだり。
丁寧さが足りない性格が現れた結果である。
もっとも、経済アナリストの森永先生が86点だから、まあ良しとしよう。

ダ・ヴィンチコードを見た感想

昨日、映画ダ・ヴィンチコードを近くの映画館へ見に行った。平日の朝一なのでギリギリに行っても間に合うと思いきや、大誤算。水曜日ということですでに満席で、立ち見覚悟でかろうじて席につけた。

この映画の感想を一言で書けば「ミステリアス」の一語であろう。

キリスト教や世界歴史の予備知識が多少必要な上に、展開が速いので話についていくのは大変であるが、十分理解できなくても、それなりに見ている人を次の目的地につれていってくれる。丁度フランスの古城のツアーにフランスの歴史を知らずに参加しても、それなりに楽しめて、無事にパリに戻ってこられるように、この映画は添乗員の説明が短いパッケージツアーなのである。

また、この映画は何かを説明しているわけではないのに、この映画を見ることで理解できることが幾つかあることだ。トム・ハンクスなどの関係者のカンヌ映画祭での発言は事前には理解できなかったし、TIMEのOPUS DEIの記事も意味不明であったが、見たあとは理解できるようになった。秘密結社の知識がないとこの映画が理解できないというより、この映画を見ると秘密結社の書物を読むことができるようになるというのが真実であろう。

最後にこの映画は単なるサスペンス映画なのかもしれないが、何か真理を語る部分がある気がしてならない。キリストが人間か神かという論争ではない。「信じる」ことの意義を考えさせる映画ではないかと感じたのは私だけであろうか。

アクションシーンや特撮を求める方には向かないが、知的好奇心が高い方にはお勧めであると思う。

歴史を学ぶ

 同僚から本を借りて読んでいる。借り始めてはや8ヶ月がたつ。さぼっているわけではない。6冊読み終えて、7巻目にはいっている。その本は塩野七生著の「ローマ人の物語
 この本を読むと、人間科学は自然科学と比べて進歩が遅いことを痛感させられる。いかに
人を動かすかは今も昔もかわっていない。いや、偉人に見習うことのほうが多い。

企業のグローバル化 〜ドラッカーの365の金言

 この問題には、私は全く無力としか言いようがない。自分の勤める企業はサービスを国内にしか提供できていないからだ。では、なぜできないのだろうか。扱うサービスが法務や営業・アフターサービスに特化しており、普遍的な製品を作っていないというのが一義的な理由である。
 しかし、世の中はグローバル化が進展中である。ソフトウエアの世界でも、オフショア開発などが盛んである。賃金格差がある以上、同一作業はローコストの国や地域に流れていくことが世の常である。格差という事実をチャンスとしてビジネスにつなげられるかがこれからのマネジメントの腕のみせどころであろう。その意味で、コミュニケーション能力の拡充は重要である。

若年人口の減少 〜ドラッカーの365の金言

 日本のみならず、人口が増え続けているアメリカでも、ドラッカーがこのような現象に注意を払っていることに驚いた。これに引き換え、日本では人口減少が今日の事象になっているにもかかわらず、本格的に考えられていない。
 ただ、この問題は政府などの行政の問題ではあるが、このような社会の変化に企業もどのように対応するのかを考える必要がある。
 第一は、稀少価値となった若者を惹きつける職場になるかである。若者には雑用ばかりさせれば組織の活力を失うであろうし、即戦力ばかりを求めれば人は見つからない。組織として、十分な教育をしながら一歩づつレベルアップさせられる環境を構築したい。
 第二は、組織が年齢に応じたピラミッド構造にならないことへの対応である。年功序列は崩壊したにしても、管理職などのポストにつけない人にどのような仕事を意欲をもってしてもらうかである。存在意義を見出すような役割分担をしていく必要がある。

手段としての知識 ドラッカー365日の金言

 「知識を目的達成のための手段として利用する」とはしごく当たり前のことであるが、どのレベルでも十分実践できていたとはいえない。例えば、昔家庭教師をしていた時、生徒からなぜ数学を勉強しなければならないのかと聞かれて困ったこともある。
 確かに、青少年期は様々な可能性があるのだから、基礎力と言う意味で様々な知識をつけることは有意義であろう。子供に人生目的を明確にしろといっても無理なので、その手段たる知識も広範に求めるべきである。
 しかし、大人になって仕事に従事するとなれば、隣の仕事の知識より自分の現在の仕事を達成するための知識が必要である。この研鑽を高めたいと思う。
 ではSEとして何をすべきなのか。今年はマネジメントを全面に押し出すために、「メンバーのモチベーションのアップを図れる組織の構築」としたい。このためには、人事システムや心理学を学んでいきたい。

マネジメント革命

 ホワイトカラー労働者に生産性がどれほどあがったのかははなはだ疑問である。パソコンやそれに付随するソフトのお蔭で、生産性を高めるインフラはそろいつつあると思う。しかし、どこまで生産性があがったか疑問の場合も多々ある。
 たとえば、1日の中でどれほど自分やチームの仕事推進に直接貢献した時間があるかを考えてみよう。意外と電話の取次ぎや人事異動に伴う予算修正、他のメンバーとの作業の調整や上司への単なる報告など直接貢献したといい難いものが多い。この割合をいかに少なくするのかが、生産性の向上の鍵になるのではないか。